学生が依頼をうけたなら。
日本画の絵をみて
「Tシャツのデザインをしてください!」と言ってくれる人がいます。
「チラシを作ってください!」と言ってくれる人がいます。
もちろんありがたいです。
でも、そこに発生する「お金」という問題にはかなり頭を悩ませます。
私はプロではなく「学生」であるし、相手が友人という顔見知りであればなおさらやりにくいものです。
しかしあえて、芸大生の多くはお金をもらって、そういう依頼を引き受けます。
私もそれがいいとおもっています。
そして、それが双方にとって有効な手段であると思っています。
なぜかというと
「お金をもらってやる」とはっきり決めると、友人同士という枠組みを超えて、プロと依頼主という関係になる、手を抜かない作業ができるようになるからです。
「お金をもらう限りは手を抜かないし、いいものになるように保証します」ということなのです。
また、芸大生の多くは「自分はプロでなくてもセミプロ」という意識を持っています。ですから、たとえ友人同士でもタダで依頼するというのは「その技術はタダに等しい価値しかない」と言っているようなものです。
そういうことを言葉にせずとも行動で示してしまうというのは、双方にとって不利益であるとも言えます。
難しく言いましたが、私はそんなこんなで、学生でも依頼を受けるときはお金が発生するのは自然なことなんじゃないかな・・・なんて思っております